弁護士相談はベリーベスト法律事務所 岸和田オフィスへ。
弁護士インタビュー
南海本線「岸和田」駅より徒歩7分の位置にある、ベリーベスト法律事務所 岸和田オフィス。岸和田だんじり祭りがあまりにも有名ですが、大阪は泉州地域の中心都市であり、古くから漁業や製造業などで栄えている街でもあります。
ここ岸和田では、どのような弁護士相談が多く、実際にどのようなポリシーを持って対応しているのでしょうか。岸和田オフィス所長、河合 淳志弁護士にインタビューしました。
Q1.河合先生が弁護士を志したきっかけを教えてください。
大学進学時に法学部を選んだときから、将来の選択肢として弁護士という職業が視野になかったわけではありません。しかし、弁護士になろうと心に決めた大きなきっかけとなったのは、大学生時代、アルバイトをしていた仏壇店での出来事でした。仏壇店ですから、さまざまなお客さまが訪れます。その中でも、胸が締め付けられたのはご家族が借金を苦にして自ら命を絶ってしまった方の悲しみです。しかも、亡くなられた方はもちろんご家族も、弁護士に相談するという発想が一切なかったと聞き、より切なく感じました。弁護士に相談していれば、失わずにすんだ命だったのではないかと強く思ったのです。これが、必ず弁護士になって困っている人の力になりたいと心に誓った出来事です。
実際に弁護士になったのは、忠岡町役場での勤務を経てのことです。当時は公務員として、選挙関係の窓口などを担当していました。人の話を聞くのが好きだったので、仕事ではたくさんのおじいちゃん、おばあちゃんとお話をさせていただきながらも、司法試験突破を目指して勉強を続けました。
晴れて弁護士になった今、改めて感じていることは、仏壇店のアルバイトだったころとあまり変わっていません。むしろ、想像していたことと近い仕事であると感じています。多くの方にとって、弁護士へ相談することはいまだに抵抗があり、難しいことのようです。だからこそ、私は話しやすい雰囲気を作ることを心がけています。じっくりとお話を聞いた上で、どうするのが最善か、お客さまに喜んでいただける結果に導けるのかを考え、できるだけ具体的に、かつわかりやすく法律上ではどのような対応ができるのかについて、具体的なお話をするようにしています。
Q2.岸和田オフィスではどのような弁護士相談が多いのでしょうか?
私は岸和田市の隣の貝塚市で生まれ育ちました。大学やロースクールも関西ですし、ベリーベスト法律事務所に入所してからも、大阪オフィス、堺オフィスに赴任していましたので、関西から離れずに今日まで過ごしてきました。平成30年8月の岸和田オフィス開所に伴い、所長としてここ岸和田に帰ってきた形です。あまりになじみがありすぎて、書類などを届けてくれる宅配便の配達員が同級生だったり、裁判所でばったり知人と会ったり……ということは珍しくありません。
私の地元だからこそ、岸和田近郊に住む方々の気質はよく知っているつもりです。フランクな方にはフランクに接するようにしていますし、お客さまにとっての「話しやすさ」をもっとも大切にしています。岸和田ではどちらかというと、はっきり要望を教えてくれるお客さまのほうが多いですし、弁護士側もできることできないことをはっきりお答えして明確にしたほうが喜んでいただいていると感じています。
ご相談内容としては、車社会ですから交通事故がもっとも多く、次に離婚・男女関係の問題、そして未払い残業代請求などの労働問題の順に多い傾向があります。次に多いのは刑事事件、そしてまれに相続問題や、企業法務分野のご相談をいただいています。住宅街という一面もあるからでしょう、やはり、個人の方からのご相談が中心です。
私自身が足を運ぶ裁判所は、地方・家庭裁判所の岸和田支部がメインですが、堺、大阪の本庁、奈良、和歌山まで出向くこともあります。岸和田という地域特有だと思いますが、だんじり祭が近づくと、たとえ係争中であっても示談交渉やお返事をいただくペースが停滞するようです。しかしその分、祭りが終われば、これまで交渉が滞っていた示談であってもあっという間に進み、うまく交渉成立できるケースが多い印象があります。だんじり祭は、私を含め地元の方々の心に浸透しているのだなと改めて感じているところです。
Q3.かつて対応した弁護士相談で、印象に残っている出来事はありますか?
定型だとは思いますが、やはりどの事件でも無事に解決して、お客さまの笑顔を見せていただけることがもっともうれしいことです。もちろん、弁護士としてもやりがいを感じているところです。さまざまなご相談を承ってきましたが、中でも強く印象に残っている事件はいくつもあります。
たとえば、人生初の刑事事件の弁護人になった事件は、非常に難しいものでした。被疑者はすでに逮捕・勾留されていたので、被疑者のご両親からの依頼を受けた事件です。私は、まずは身柄の解放を求めるため、準抗告を行いました。一般的に刑事事件において、準抗告が認められることはあまり多くないと言われています。しかし、私の主張を裁判所に認めてもらい、無事に被疑者を帰宅させてあげられたときには、非常にほっとしました。同時進行で、被害者の方との示談も進めていたのですが、これも無事示談が成立したため、不起訴とすることができました。依頼人であるご両親はもちろん、被疑者となってしまったご本人も非常に喜んでくださいまして、後日お手紙までいただきました。いただいたお手紙はもちろん大切に保存して、今でも心の支えにしています。
それからもうひとつ、やはり刑事事件ですが、未成年の少女が窃盗の共犯として逮捕されてしまった少年事件のご依頼を受けたことがありました。主犯は彼女の恋人でしたから、鑑別所では彼とは別れた方がいいと言われていたようです。少年審判においても、交際を続けるのか別れるのかを裁判官から必ず問われると考えていました。とはいえ、彼女の家庭環境は非常に複雑で、彼女は生きることそのものに絶望していたところ、彼と出会ってようやく生きる気持ちを取り戻したという状態だったのです。たとえ世間的に見てどのような人物であろうと、彼女にとって彼はかけがえのない人であることは明白です。依頼人であるご親族は、取りあえず審判の場だけでも別れると言ったほうがよいと考えているようでした。しかし、彼女は非常に傷つき続けているわけですから、たとえその場しのぎであってもウソをつかせたくないと私は思いました。
そこで、私は、ご親族や家庭裁判所調査官を説得した上で付添人として参加する少年審判では正直に彼との交際を続けるつもりであると答えるよう、彼女に伝えたのです。少年審判では、彼女は非常に素直にそして誠実に、自らの心境を語ってくれました。その上で私もフォローを続けました。結果、その誠実さ、切実さを裁判官に理解してもらうことができ、少年院に送致されることなく保護観察処分となったのです。この結果に、ご親族はもちろん、彼女も非常に喜んでもらえました。改めて、弁護対象となる方にはもちろん、裁判所などに対しても誠実に対応すべきだと学ぶことができた事件です。
Q4.ベリーベスト法律事務所に相談するメリットを教えてください。
ベリーベスト法律事務所に相談することは、4つのメリットがあると私は思っています。
1、知見メリット
たとえ面談を通じてご相談いただくときに担当する弁護士がひとりであっても、全国の所属弁護士と連携・協力して対応することができます。
かつて、交通事故事件で納得できない後遺障害等級が認定されてしまったお客さまからご相談がありました。ご相談を伺う限り、異議申し立てをすべき状況だと思いました。そこで私は東京オフィスの交通事故チームと共に団結し、症状から診断書などを改めて精査するなど、全力で対応に当たり、異議申し立てを行ったのです。その結果、後遺障害等級は適切なものに修正されました。受け取れる賠償金も、たったの数百万から2000万円へ大幅に上げることができ、お客さまには非常に喜んでいただけました。
2、場所のメリット
ベリーベスト法律事務所には、日本国内にオフィスがあります。それぞれのオフィスと連携して事件の対応に当たるため、遠隔地に出向く必要があるような事件でも素早い対応が可能です。お客さまは余計な交通費や出張日当などのコストをかけることもありません。
3、機動力がある若い弁護士がそろっている
私どもには、お客さまが抱える問題に対し、一生懸命向き合い、精いっぱいのサービスを提供することで、お客さまにとって最高のパートナーでありたいという理念があります。すべての弁護士がそうだとは言いませんが、年配の弁護士では価値観が異なり、非常に相談しにくいこともあるでしょう。場合によっては、経歴が長いだけに手の抜きどころを知っていますし、実際にそのような対応をすることもあるようです。ベリーベスト法律事務所には、この理念どおり、情熱ある弁護士がそろっています。お客さまのお話を誠実に伺い、所内のパラリーガルとともに素早く対応する機動力を兼ね備えているのです。
4、弁護士が多い
岸和田オフィスだけでも令和3年2月の時点で3名の弁護士が所属していますし、さらに全国には多数の弁護士が所属しています。個人事務所であればたったひとりの弁護士による「過去の成功体験」をなぞるケースが多いようですが、ベリーベスト法律事務所では、多くの弁護士の知見が共有されているため、あらゆる状況を想定します。独りよがりな対応は決してしません。
Q5.弁護士相談に迷っている方へメッセージをお願いします。
私どもは弁護士に相談すること自体のハードルを下げたいと心から思っています。しかしながら、いまだに「相談してもいいのかな?」と悩まれるお客さまは少なくないようです。ベリーベスト法律事務所であれば、どのような悩みであっても、ご相談にいらしてくれさえすれば、法律的なことであれば何らかのアドバイスができます。初回相談が無料となる分野も多々あります。まずはぜひ相談にいらしてください。
弁護士は話しづらい、どこまで話せばいいのかわからないという方も少なくないようです。弁護活動にもっとも必要なものは、お客さまとの信頼関係だと私は日々感じています。だからこそ、ぜひ他の弁護士事務所とも比較して、一番信頼して話しやすい弁護士に依頼すればいいと考えています。
私は、比較されてもされていなくても、ただ真摯に答えるだけです。できないことはできないと言いますし、どうすればいいのかもすべて伝えます。その上で、どの弁護士に依頼すべきかを考えていただければと思います。
人生において、先が見えないということは大きなストレスになります。さらに不安なお気持ちになることでしょう。少しでもどうなるのか、先の展開の予測ができるという安心感を得ていただければと思います。まずはベリーベスト法律事務所 岸和田オフィスへお気軽にご相談ください。